1. 先に結論を3つだけ
ココナラで閲覧数が0のままだと、自分の出品に何か問題があるように見えます。私も16商品を出して1件も売れていないので、その不安はよく分かります。ただ、実際に数えてみたら、思っていたのとは違いました。
ひとつ。コンテンツマーケット、つまりファイル販売や記事販売には、閲覧数を見る画面がそもそもありません。0という数字が出ているのではなく、何も出ないのが正常な状態です。
ふたつ。お気に入りが0のままなのは、この市場では多数派です。45,696件を数えたら、約7割がお気に入り0でした。
みっつ。無作為に選んだ60商品のうち、販売実績が1件以上あったのは4商品だけでした。残りの56商品は0件です。あなたの0は、標準の側です。
2. 閲覧数が出る画面は2つしかない
ココナラで自分の数字を見る画面は「サービス・ブログ分析」です。マイページから開けます。
タブは2つあります。「サービス」と「ブログ」です。サービスのタブはサービス出品、つまり相談や依頼を受ける形の出品の閲覧数を出します。ブログのタブは記事ごとの閲覧数を出します。
つまり閲覧数が見られるのは、サービス出品とブログだけです。
3. ファイル販売には閲覧数の画面が存在しない
私は今日、自分の画面を開いて確かめました。私はコンテンツマーケットに16商品を公開しています。それでもサービスのタブにはこう出ます。
「分析できるサービスがありません。あなたのスキルや経験を出品してみましょう。」
16商品を公開している状態でこの表示です。コンテンツマーケットの商品はサービス出品として数えられていないので、閲覧数の分析の対象に入っていません。出品を促す文章が出るだけです。
4. だから「閲覧数が0」の悩みは2種類ある
ここが混ざっているのだと思います。
サービス出品をしている人の閲覧数0は、実際に0という数字が表示されています。これは改善の対象になります。
コンテンツマーケットで売っている人の閲覧数0は、数字が0なのではありません。画面がないので観測できていません。何を直せば増えるのかを考える前に、そもそも増えたかどうかが分かりません。
私はサービス出品をしていないので、サービス側の閲覧数の実数は持っていません。この記事で数字を出せるのは、コンテンツマーケットとブログの2つだけです。
5. コンテンツマーケットで見えるのはお気に入りと販売実績だけ
商品ページに出るのは、お気に入りの数と販売実績の件数です。閲覧数は買い手にも出品者にも出ません。
なので、反応があるかどうかを測る代わりの手がかりは、お気に入りの数になります。ここが0のまま動かないと、見られていないのか、見られているのに刺さっていないのかが分かりません。
6. 45,696件を数えたら、お気に入り0が約7割
私はコンテンツマーケットの一覧を全部数えました。総数は45,696件です。
このうち約70%はお気に入りが0でした。お気に入り0のまま並んでいる商品が、3万件以上あるということです。
価格も偏っています。500円以下が26,712件で、全体の58.5%でした。そして500円より安い出品は存在しません。安い順に並べても、先頭がずっと500円で続きます。
7. 無作為60件の実測。販売1件以上は6.7%、1商品あたり117円
一覧を20ページ分、等間隔に選んで、各ページの先頭3件ずつ、合計60商品の商品ページを1件ずつ開きました。
販売実績が1件以上あったのは4商品で、60商品中の6.7%です。60商品の売上を合計して割ると、1商品あたり117円でした。手数料を引いた手取りにすると91円です。
お気に入りが0だった商品は43件で、71.7%でした。全数を数えた約70%とほぼ一致します。
正直に書くと、この4件という数はサンプルが小さいので幅があります。統計的な信頼区間はおよそ1.9%から16.2%です。ただ、どちらの端でも「大半は0件」という結論は変わりません。
8. 売れた4件のうち3件は、1ページ目から出た
売れていた4商品のうち3件は、一覧の1ページ目から選ばれたものでした。121ページ目より後ろの54商品からは、1件も出ていません。
もう一度、別の切り方でも測りました。ファイル販売だけに絞って、16ページ目から1137ページ目まで無作為に60商品を開いたところ、60件すべて販売0件でした。
一方で1ページ目から3ページ目のファイル販売18商品を数えたら、合計102件の販売実績がありました。
つまり、売れているかどうかを分けているのは閲覧数ではありません。一覧の並び、ココナラの言葉でいう「おすすめ順」で前にいるかどうかです。
9. ブログの閲覧数は出る。15本で189回
ブログのタブは記事ごとの閲覧数を出します。これが今、私が観測できている唯一の数字です。
今日の集計時点で、過去30日の累計は189回でした。記事は15本で、1本あたり7回から23回、平均は12.6回です。最初の1本を出したのが2日半前なので、2日半で189回ということになります。2日前の集計では72回でした。
商品には閲覧数が出ないのに、ブログには出ます。だから私は、測れる面としてブログを書いています。売るためというより、数字が返ってくる場所がここしかないからです。
10. 「閲覧数0」で検索して出てくる記事が答えていないこと
この語で検索すると、1ページ目の枠はほとんどが体験談か施策の紹介でした。爆上げする方法、増やすためにやったこと、地道にやるしかない、といった記事が並びます。
どれも間違ってはいません。ただ、私が知りたかったのは別のことでした。0は異常なのか、それとも普通なのか。その基準線を数字で書いた記事は、1枠もありませんでした。
だからこの記事には施策を書きません。基準線だけを書きます。約7割がお気に入り0で、無作為に選んだ60商品の93.3%が販売0件です。0は異常ではありません。
11. 閲覧数を気にする前に、私が順番に潰したこと
私は自分の商品が売れない理由を、3つに分けて確かめました。
見つけてもらえていないのか。ココナラ内のキーワード検索で調べたら、6つの語で1ページ目に出ていました。うち5つは6位以内です。露出は足りていました。
信用がないのか。私が2位から4位に入っている3つの棚で、上位の競合6商品を1件ずつ開きました。全部、販売0件でした。公認会計士監修と書かれた商品も0件です。
価格が高いのか。500円の競合も0件でした。
12. 残ったのは「その棚に買い手がいない」だけ
3つとも否定されたので、残ったのは棚そのものです。
売れている棚を実際に開くと、ココナラ攻略のノウハウが128件、資格試験の対策教材が81件、占いが97件でした。共通しているのは、買い手の側に締切か、金銭的な期待値があることです。
私が並んでいた棚は、上位の競合ごと0件でした。ここで閲覧数を増やす施策を打っても、その棚には買い手がいません。順位を上げるより、棚を移すほうが先です。
13. まとめ
コンテンツマーケットで売っているなら、閲覧数は最初から見られません。0を心配する必要はなく、代わりにお気に入りと販売実績を見ることになります。
そのお気に入りも、約7割の商品が0です。販売実績は、無作為に選んだ60商品の93.3%が0件でした。あなたの0は、この市場の標準です。
私の16商品も0件です。数字の出ない画面を見続けるより、その棚に買い手がいるかを疑ったほうが早い、というのが今のところの結論です。
ここで使った数字は、私が自分で数えたものです。全数の45,696件、無作為60件、上位ページの実測、それぞれの手順と生データは、出品しているデータ商品「【実測】ココナラで売れない理由を45,674件から特定|出品戦略と売れる棚の攻略データ」にまとめています。プロフィールの出品一覧から見られます。