研究結果は全部書かなくて大丈夫。「伝える結果」を選びましょう
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研究が進み、データの分析が終わると、
「結果をどうまとめればいいのだろう。」
と悩む方は少なくありません。
特にアンケート調査や質問紙調査では、多くのデータが得られるため、
「せっかく集めたデータだから全部載せたい。」
という気持ちになることもあります。
しかし、論文や学会発表では、
「すべてを書くこと」よりも、「伝えるべき結果を選ぶこと」が大切です。
今回は、読みやすい研究結果のまとめ方についてお話しします。
結果は「多いほど良い」わけではありません
研究では、分析した結果をすべて掲載したくなることがあります。
しかし、結果が多すぎると、
読み手は
「結局、この研究で何が分かったのだろう?」
と迷ってしまいます。
研究結果は、
研究目的に答えるために必要な情報を伝えることが大切です。
研究目的に関係する結果を選びましょう
研究には必ず目的があります。
そのため、結果も
「研究目的に答える内容になっているか」
という視点で整理すると、読みやすくなります。
例えば、
研究目的が
「器械受け渡しの評価要因を明らかにすること」
であれば、
評価要因に関係しない結果を詳しく説明する必要はありません。
目的と結果がつながっている研究は、
全体に一貫性が生まれます。
表と本文を同じ内容にしない
論文でよく見かけるのが、
表に書いてある内容を、
本文でもそのまま繰り返してしまうケースです。
例えば、
表に平均値や有意差が示されているのであれば、
本文では
「どの結果が重要なのか」
を簡潔に説明するだけで十分です。
表と本文には、それぞれ役割があります。
図や表は「見せたい結果」を強調するために使います
図や表は、
すべてのデータを並べる場所ではありません。
読み手に
「ここを見てほしい」
という結果を、分かりやすく伝えるためのものです。
必要に応じて図や表を使い分けることで、
研究内容はより伝わりやすくなります。
私が研究指導で確認していること
研究結果を確認するとき、
私が最初に見るのは、
「研究目的に対する答えが、この結果から読み取れるか」
という点です。
結果が多いか少ないかではなく、
目的に対して必要な情報が整理されているかを意識しています。
その視点で見直すだけでも、
論文はぐっと読みやすくなります。
「削る」ことも大切な作業です
研究では、
情報を追加することばかりに目が向きがちです。
しかし、
読み手に伝わる論文にするためには、
不要な情報を整理することも重要です。
必要な結果を選び、
シンプルにまとめることで、
本当に伝えたい内容が際立ちます。
まとめ
研究結果は、
「全部載せる」ことが目的ではありません。
大切なのは、
研究目的に答える結果になっているか
表と本文の役割を分けているか
読み手が重要な結果を理解しやすいか
という視点です。
研究は、
「どれだけ多く書いたか」ではなく、
「どれだけ分かりやすく伝えられたか」も大切です。
「結果のまとめ方に自信がない。」
「表や図の使い方を相談したい。」
そんな方は、お気軽にご相談ください。
大学教員としての研究指導経験を活かし、読みやすく伝わる研究づくりをサポートいたします。
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