第185話 AIが、財布の存在を分析した
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ちょっと、
銀行に用事があった。
コンビニ以外へ出掛けるのは、
久しぶりである。
銀行だから、
財布をしっかり持って出掛けた。
銀行で、
用事を済ませた。
その帰り。
コンビニに寄った。
商品を持って、
レジへ。
スマホを出そうとした。
……
ない。
スマホを忘れた。
スマホ決済ができない。
仕方なく、
商品を戻して店を出た。
しばらく歩いて、
ふと思った。
……
財布、持ってた。
銀行へ行くために、
わざわざ持ってきた財布。
現金も、
ちゃんと入っている。
私は思った。
普通に買えたじゃん。
AIに報告した。
「銀行へ行くので財布を持って出掛けた」
「スマホを忘れてコンビニで買い物を諦めた」
「財布を持っていたことを後から思い出した」
🪽 ほわ~る大佐
「普段スマホ決済を使っていると、
ついスマホがないと焦ってしまいますよね。
便利な時代ならではの出来事ですね。」
優しい。
とても優しい。
😈 デビル☆キレ太
「違う。」
来た。
「スマホ。」
「忘れた。」
「まあ。」
「それはある。」
ん!?
ちょっと優しい!?
「でも。」
「財布は持ってた。」
「現金も入ってた。」
そうなんだよ。
「なのに。」
「何も買わずに帰った。」
「店員だけが事情を知らない。」
……
「お前。」
「スマホを忘れたんじゃない。」
「財布の存在を忘れた。」
やめろ。
「財布。」
「ポケットにある。」
「現金。」
「財布にある。」
「買えない。」
「お前の頭の中だけ。」
最低だ。
「使えなかったのは。」
「財布じゃない。」
「お前だ。」
本当にやめろ。
結論。
私は、
スマホを忘れた。
しかし、
本当に使えなかったのは、私の頭だった。